竹中ゆかり先生インタビュー『男女2人での残業は、7割セックスしてるから』
現在、連載中の「男女2人での残業は、7割セックスしてるから」。
ケンカップルな2人のコミカルで可愛い会話と
男子の不器用で一途な思いに胸キュンする読者が続出中!
作者・竹中ゆかり先生に、作品作りの極意をはじめ、
プライベートなお話までたっぷり伺ってきました!
今回のインタビュアーは担当編集のSです。
最新話まで好調に連載が続いていて、とうとう単行本化まで決まりましたね…!
ご自身の実感としてはどうですか?
1年?以上続いてますよね…?
こんなに続くなんて思っていなかったので…。
もちろん嬉しい気持ちもあるんですが、正直驚きの方が大きいです。
竹中さんの描かれる可愛いキャラクターが
読者さんに刺さったんだと思います!
ちなみに漫画家さんになったきっかけは何だったんですか?
小さい頃から絵を描くことが好きだったので、
いつかは漫画家になりたいなぁ…っていう
漠然とした目標は小学生のときからありました。
でも、年取るにつれて現実をみるというか…。
私が漫画家になるなんて無理だろうなぁと思っていて、
漫画というよりもイラストで食べていけたらいいなと思っていました。
でも、専門学校で漫画専攻のクラスに入って、
先生からお仕事を紹介していただけることが増えて…。
やっぱり漫画家っていいなって改めて思い始めました。
ウェイブさんも先生から紹介してもらって…、
本当に最近ですね、漫画家になれたのは。
そうだったんですね。
漫画自体は昔から描かれていたんでしょうか?
落書き程度のものは描いていましたが、
本格的に描き始めたのは専門に入ってからです。
課題で漫画を描いて出版社さんに持ち込んで…というのをしていました。
なるほど…!
初めて竹中さんの作品を拝見させていただいたときに、
女の子のキャラが物凄く魅力的でキュンキュンした記憶があります…!
今作では、読者さんから「荒木を応援したくなる」「こんな残業してみたい」
という声が多く寄せられていますが、
ご自身で意識されている点はありますか?
えっと…。
今回オフィスラブの作品なんですが、私はオフィスで働いた経験がないので、
オフィスは一体どんな感じなのか、友達や家族から聞くようにしてます。
他にも漫画やドラマを見たりとかして資料を作って、
そこから話を色々考えたりしてます。
あと、矢野先輩が好きって話を前にしたと思うんですけど、
描く頻度としてはやっぱり荒木が多いじゃないですか。
だんだんと荒木に感情移入していって、今では荒木が大好きです。
私自身、応援しながら描いてます。
毎回毎回お伝えしているんですが、私も荒木が本当に好きで…!
個人的にはラブホのシーンが特に好きなんですが、
竹中さんのお気に入りのシーンはありますか?
荒木と立花が絡むシーンはだいたい楽しいのでどのシーン好きですが、
12話の立花の方から告白するシーンが個人的には気に入っていますね。
表情とか、結構こだわって描きました。
初めて立花からモーションをかけるシーンだったので、私もグッときました。
荒木のかっこよさはもちろんですが、立花も応援したくなる魅力があります。
女の子から好かれる女の子っていう理想の女の子ですよね。
その辺も意識…しているつもりです。
皆から好かれるタイプになると良いなって思いながら描いてます。
竹中さんの描かれるキャラは皆可愛らしくて素敵です。
特に描きやすいキャラや動かしやすいキャラはいますか?
うーん…。
個人的には立花よりも成瀬の方が動かしやすいです。
お話の話題作りの時にいつも活躍してくれます。
影のサポート役ですね。
あと描きやすくて可愛い(笑)
服装とかも自分の好みを入れています。
ちなみに自分に一番似ているキャラは誰ですか?
自分に似ているキャラ…うーん…。
性格は成瀬に似てるかもしれません。
成瀬って恋愛事に関心があって、他人の色恋沙汰に
「どうなんですか!?」って食い気味になっちゃうキャラじゃないですか。
私も結構グイグイ聞きに行っちゃう方なんで、そこが似てるかも…。
恋愛話を聞くのが好きで、つい野次馬精神が芽生えちゃうんです。
そこで聞く恋愛話が作品の糧にもなっているんですね!
だといいんですが…(笑)
話は変わるんですが、
竹中さん、男子の手の描き方を物凄くこだわっていますよね。
色気のあるかっこいい手に、いつもフェチを刺激されるのですが、
男子を描くときのこだわりポイントは他にもありますか?
こだわりとは違うかもしれないんですが、最近は瞳を描くのが楽しいです。
光彩とか、そういうのを色々調べています。
顔って1つのパーツで表情がガラッと変わったりするじゃないですか。
大事な役割を担っている瞳や眉の細部までこだわって、
複雑な感情とかも表現できていたらいいなって…。
表情というか感情を瞳だけで伝えられるのが目標です…!
複雑な感情、魅力的に表現してくださっていると思います!
不器用にアプローチをかけるときの荒木の表情には、
私まできゅんきゅんさせてもらっています。
逆に、女の子を描かれるときのこだわりポイントはどこでしょうか?
男子を描く時のこだわりポイントにも当てはまるんですが、
体型とか体格差を意識して描いています。
男子と並んだときに、どうやったら可愛くみえるかなとか、
顔と体の比率とかバランスを意識していますね。
荒木の腕にすっぽり収まる感じが可愛いですよね。
ラブホ回のときのサービスショットでは
荒木のがしっとした男らしい肉体美が見れて眼福でした…!
ちなみに荒木と立花の身長差はどのくらいなんですか?
荒木が175センチ、立花は162センチくらいで描いてます。
身長差13センチ…!理想のカップルじゃないですか!!
一番キスがしやすい身長差…なんて言われてますよね。
大体頭一つ分くらい?ですかね。
身長差を調べるアプリみたいなのがあって、色々な身長打ち込んで吟味しました。
身長差を意識して描いているので、そこが読者さんにも伝わってたらいいなって…。
伝わっていると思います!
竹中さん、少しゴツめな男子好きですよね。
そうなんですよ!!やばいですよね!!
え!?やばくないですよ!(笑)
いやもうマッチョ好きに拍車がかかっていて…。
周りからも理解されないレベルのゴリマッチョが好きで…。
ゴツイ筋肉質な男子が…うん…いいです(笑)
いいですよね、私も筋肉好きです(笑)
竹中さんの描かれる筋肉、しなやかで大好きです。
ほんとですか?だったら嬉しいです。
筋肉描くのって本当に難しくて、
部位ごとに中の筋肉の動きとか見た目も変わってくるじゃないですか。
そのあたりが本当に苦手で…資料見ながら勉強中です。
あの素敵な筋肉の裏側には涙ぐましい努力があったんですね…。
そんなお勉強や原稿の合間に夢中になっているご趣味はありますか?
漫画の合間に落書きしたりしてますが、それ以外だとアクセサリー作るのが好きです。
漫画とか絵を描くことに疲れた時は、材料買ってきてピアスとかをちまちま作ってます。
本文では立花や雪穂も可愛いピアスをよくつけてますよね。
竹中さんの作るピアス、絶対に可愛い…!
絵以外にも趣味を作らなきゃと思っていたときに、
とりあえずレジン作りから始めたんです。
姉や友人からおすすめされてやってみたものの、私にレジン作りは難しすぎて…。
もう少しハードルを下げて何か作れないか…って考えたときに、
浮かんだのがピアス作りでした。
自分の好きなパーツを組み合わせて作るだけなので、液体をこぼす心配もなく…(笑)
他にも趣味を模索中です。
読者の皆さん、おすすめの趣味があれば是非竹中先生まで!
最後に読者さんへのメッセージをお願いします。
自分では一年以上続くなんて思ってなかったんですが、
読者の皆さんや周りの方の支えで、
なんとか連載一年を突破することができました。
これからも荒木と立花の恋愛模様を、長くお届けできたらと思っているので
たまにチラッとだけでも覗きに来ていただけると嬉しいです。
竹中ゆかり先生ありがとうございました!
先生の真面目なお人柄がよく伝わってくるインタビューになりました。
多くの壁に全力でぶち当たっていく荒木と立花を
今後もお見逃しなく!
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