あくまで、カノジョは襲われたい
「俺、かれんが動くまで余裕で待つよ?」 身じろぎすれば唇が触れる、意地悪な彼との距離。思い切って私からキスしてみたら―― 佐治と私は付き合って2か月。 なのに、「私がOKするまで触らない」という約束のせいで、まだ手を繋いだこともない。 本当は触れたいんだけど…素直になれずに冷たくしちゃって…。 「いっそ佐治から襲ってきてくれたら」 ある日、そんな本音が偶然バレて、放課後の教室で迫られて…!? 期待してしまう私を「かれんから襲ってよ」と焦らす佐治。 一瞬だけなら…そう思ったキスは、舌を絡めてアツくなっていって…