無人島にはスパイとお嬢様しかいません

海月れおな

某国の超一流凄腕ちびっ子スパイ、「小さき鷹」の電撃引退から10年…。いま僕は3人のご令嬢と無人島で遭難しています…。引退するにあたり出された条件は「絶対に正体を秘密にすること」。そんなありきたりな設定で学校生活を謳歌している中、訪れた修学旅行中のフェリーが突然高波で横転し…？クラスの3大令嬢と名高い女子達と無人島に遭難してしまう。一人で脱出なら造作もないが、この状況下ではすぐ自分の正体がバレてしまう…。なんとかしてみんなも助けつつ行動しないと…。そんな中、3大令嬢達にも何やら裏があり…？