いつか制服をほどいて
いつか、私は先生の前で裸になる――。 大切な存在を亡くした少女と教師。2人は寄り添い、少しずつ傷を癒して行く……。 両親を事故で亡くし、かつて母がお世話になっていた下宿に越してきた麗。 そこで待っていたのは、たくさんのキャンバスと絵の具、そして見知らぬ裸の男・大地だった。 彼は美術教師でもあり、怪我をして入院しているという大家の代理……そして、寝ぼけて麗をシーツに押し倒し、初めてのキスを奪った男――。 こんな先生とこれから2人で暮らすなんて… 戸惑う麗だが、大地もまた同じ傷を持っていて――。