MEQLME(メクルメ)

それは、めくるめく大人の階段。少女は恋して、強くなる。

検索
インタビュー

真臣レオン先生インタビュー『愛されないので、旦那様は「推し」にします』

「旦那様が冷たくたって、推しとして愛でればオールOK!?」
現在、大好評連載中の本作は、切ない政略結婚から始まるはずが、
ヒロイン・菊のポジティブすぎる「オタ活的思考」で笑いとキュンが止まらない新感覚の少女漫画です 。
今回は、作者・真臣レオン先生に、作品へのこだわりや意外すぎる創作の原点について、たっぷりとお話を伺いました。

 

――今回のインタビュアーは、担当編集のMです。
まずは、真臣レオン先生が漫画家になったきっかけを教えてください。

当時、公私ともによくしていただいていた商業作家の先輩がいらっしゃいまして。
その方の同人誌にゲストで呼んでいただいたりしていたのですが、
ある時その先輩から「今、ティーンズラブ(TL)の作家さんが足りないみたいなんだけど、
レオンちゃんなら描けると思うんだよね。どうかな?」と、お話をいただいたのが始まりでした 。

――それはすごい……!スカウトのような形だったんですね。
それまでは、漫画家を目指して出版社に投稿されたり、持ち込み等の活動はされていなかったのですか?

それが、それまで漫画というものを「最後までちゃんと完成させたこと」が一度もなかったんですよ(笑) 。
趣味でファンアートを描いたり、同人誌で数ページ程度の短いお話を載せたりすることはありましたが、
一本の作品として描き切るという経験がないまま商業デビューが決まってしまって 。
お誘いいただいた時は「えっ、私が!?」と、とにかく驚きと戸惑いしかありませんでした 。
今思い返しても、当時のデビュー作は本当に恥ずかしくて……。
コマ割りもセリフの吹き出しの入れ方も、漫画のイロハが全くわかっていない感じが丸出しなんです 。
「ここを直したい!」という反省点ばかりですが、あの時にお声をかけていただけなかったら今の私はいないので、
きっかけをくださった先輩にはとても感謝しています 。

――漫画を一本も完成させたことがない状態でプロデビューされたとは…本当に驚きました。
そんな真臣レオン先生が影響を受けた作家さんや作品はありますか?

尾崎かおり先生の作品からは、多大な影響を受けています 。
先生が描かれる物語の空気感や、間の取り方…すべてが自分に刺さってしまって 。
自分の作品を描く上でも、無意識に影響を受けている部分があるかもしれません 。

―― 続いて、今作についてお話を伺っていきたいと思います!
先生のお気に入りのキャラクターを教えてください。

まだ登場キャラクターはそこまで多くないのですが、
やはり主人公の菊と、旦那様の真(まこと)の二人には、愛着を持って描いています 。

――キャラを描く上での、こだわりはありますか?

実は、すごく細かい部分なのですが、菊の「前髪」の描き方にはこだわりがあります(笑) 。
前髪の端のほうが、綺麗に「ピョコン」とハネるように描きたいんです 。
このハネ具合が難しくて、ハネすぎても子供っぽくなってしまうし、ウェーブっぽくなるとニュアンスが変わってしまう 。
自分が理想とする絶妙な「ハネ感」が出るまで、何度も描き直しています 。

――前髪のハネにそこまでの情熱が……!次回から、菊の髪先を凝視してしまいそうです(笑)。
では、真を描く際のこだわりはいかがでしょうか?

真については、とにかく表情を「できるだけ険しく」描くことを意識しています 。機嫌悪そうに見せたいんです。
見た目が険しければ険しいほど、心の内とのギャップが際立つと思うんです 。
心の内ではめちゃくちゃ動揺しているのに、表向きは鉄面皮を維持しようとする、
そのアンバランスさを追求しています 。

――描いていて一番楽しいシーンはどこですか?

やっぱり菊の豊かな表情を描いている時が、最高に楽しいですね 。
彼女はとにかく感情が顔にダダ漏れで、コロコロと表情が変わるので 。
実はこれまで私が描いてきたヒロインたちは、もう少し大人しかったり、達観しているヒロインが多かったんです 。
だから、菊のように感情が爆発しやすく、オタク特有のキラキラした目をしたり、
全力でショックを受けたりするタイプは、自分でも描いていてすごく新鮮なんです 。
歴代のヒロインの中でも一番人間味があって、親近感が湧くので、もっと色んな表情を描けたらなと思っています。

――漫画制作のアイデアやヒントは、どのようなところから着想を得ているのでしょうか?

これは半ば職業病のようなものなのですが、映画を観ている時などに、
映像を勝手に脳内で「漫画のコマ」へと自動変換してしまうんです 。
コマ割りとか、吹き出しの位置はこの辺かな…と、脳内で映像をネーム化して組み立てている時があります 。
同業の方ならきっと共感してくれると思うのですが(笑) 。
日常の風景や映像作品の中にある「いいな」と感じる瞬間を、いかに漫画の文法で面白く落とし込むか、
ということを常に考えてしまうのが、アイデアの源泉になっている気がします 。

――常に漫画家としてのアンテナがフル稼働しているのですね……!
しかし、それだけ集中していると、脳が疲れて行き詰まってしまうこともあるかと思います。
そんな時の先生流のリフレッシュ方法はありますか?

ネームで行き詰まってしまった時は、とにかく「家から出る」ようにしています 。
環境を変えて、全然違う雰囲気の場所で描いてみるのが一番ですね 。
特にお気に入りなのが「コメダ珈琲店」さんです 。
コメダさんの「机の高さ」と「椅子の柔らかさ」が、私にとっては本当に完璧で……!
長時間作業しても疲れにくい設計になっているんでしょうね、あの居心地の良さが創作にぴったりなんです 。
「あー、もう一歩も進まない!」と思ったら、すぐにお気に入りの店舗へ駆け込みます 。
あとはドライブをしたり、「猫吸ったり」することですね(笑) 。

――それでは最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします!

いつも温かい応援をいただき、本当にありがとうございます!
一コマ一コマ、セリフの一つ一つを、ああでもないこうでもないと悩みながら作っているので、
「このシーン好きだな」「この表情、いいな」と、何か一つでも皆様の心に留まる部分があれば幸せだなと思います 。
これからもぜひ温かく見守っていただけたら嬉しいです。

真臣レオン先生、ありがとうございました!
先生の細部へのこだわりが詰まった『愛されないので、旦那様は「推し」にします』。
「愛されない」という逆境を、「推し」という最強の盾でハッピーに変えていく菊の快進撃。
二人のもどかしくも愛おしい「推し事」生活の続きは、ぜひ本編でお楽しみください!

☆作品はこちら↓

☆インタビュー内容へのコメントやご感想は下記まで
comic_info@wwwave.jp

TOP