大好評連載中！湊はつはる先生の新作『二部次長は人たらし。』は、
眉目秀麗な訳アリ主人公と天然で人たらしな上司が繰り広げる、お仕事コメディ作品です。
インパクト抜群の曲者キャラが勢揃いする今作について、
先生に詳しくお伺いしました！

今回のインタビュアーは編集担当のSです。早速、今作についての紹介をお願いします。

トラウマ持ちの主人公・一ノ瀬が、「ニブチョー」とあだ名される頼れるお節介上司・二部や、
風変わりな仲間たちに助けられながら、人間的に成長をしていくという物語です。
とある会社が舞台ではありますが、
お仕事の内容的にはちょっと現実離れした部署「第二広報部」が主軸となるコメディ作品です。

第二広報部の面々をはじめ、華やかなキャラクターがたくさん登場する今作ですが、
まずはメインキャラの二人について教えてください。

主人公の一ノ瀬は、繊細で真面目なキャラクターです。
自分に自信がないけれど、眉目秀麗な外見は人から褒められることが多いので、
それを頼りに毎日頑張って働いている、という子です。

中性的な美人ですよね。

そうですね、どちらかといえばかっこいいよりも美人を目指したいと思っています。

続いて、二部さんについても教えてください。

二部さんは、気さくで面倒見の良いおじさんキャラです。
距離感バグり気味な人懐っこさが、
ガサツとも捉えかねないギリギリのラインで周囲から愛されている。
そんなタイプのおじさんです（笑）

タイトルにもある通り、二部さんはまさに「人たらし」という感じですよね。
色々な人々がたぶらかされてきたんだろうなぁ～、と（笑）

そう言ってもらえると、嬉しいです！
ちゃんとラブ要素もお話に入れていきたいとは考えているんですけど、今はまだ薄いので…。
今後、主人公がニブチョーに惹かれていく姿も見守っていただけたらと思います。

今後の展開が楽しみですね！
さて、今作にはインパクト抜群な脇役キャラがいるかと思うのですが…。

上禅ですか？（笑）

ふふふ（笑）
担当お気に入りの上禅さんも含めて、重要な脇役たちについても教えてください。

第二広報部の人たちはもちろん、全員個性強めな仕上がりになっていると思います。
上手く言葉にできないんですが、それぞれが大事な役割を担ってくれているかなと。
上禅は…うーん…濃いキャラになりそうだな、という予感はあります。
脇役以上の活躍をさせたいと思うのは、やっぱり上禅ですね。

では、その上禅さんの特徴や性格を教えてください。

私もまだ彼を掴み切れてはいないんですけど、多分ヤンデレなのかな、と。

なんと、ヤンデレですか！
現時点ではそういった一面はあまり出ていませんが、
これからどんどんと表れてくるのでしょうか？

とにかく個性を強めにしたいな、とは思っていて。
それが読者の皆さんにもしっかりと伝わるように描きたいなと意識してはいます。

ヤンデレ…どうだろう、私自身もまだ分からないですね（笑）

彼の今後の活躍にも期待ですね。
はつはる先生の魅力といえば、やはり個性豊かな登場人物たちだと思いますが、
キャラを作る上でのこだわりポイントはありますか？

私自身は、自然にキャラを動かして、普通に描いているつもりでも、
「個性の強いキャラですね！」って言われることが多くて（笑）
何かこだわりを持ってキャラ作りをしているという意識は、
実はあまりないのかもしれません。

キャラクターが勝手に動き出すような生き生きとした感覚を、読んでいても感じます。
続いて、先生のお気に入りのシーンを教えてください。

第1話の最後で一ノ瀬の発作を止めるために、
ニブチョーが「俺を代わりに使え！！」と言うシーンですね。

お話を考える最初の段階で、このシーンが思い浮かんだからこそ、
全体を描くことができたんだと思います。
「こういう話で膨らませていったら面白いかも」と掴めた重要な箇所なので、
やっぱりこのシーンがお気に入りですね。

ドキッとする素敵な見せ場ですよね。
いつになく真剣な表情の二部さんがすっごくかっこよかったです。
続きまして、今作をつくる上で苦労した点はありますか？

（食い気味に）作画です、作画！
スーツは好きなんですけど、好きが故にカッコよく描きたいという気持ちが強くて、本当に難しくて。
肩・首が分からんすぎる！と頭を悩ませている状態です。

あと、一ノ瀬の美形設定…苦労しています（笑）

カッコよく描きこなしてくださっていて、私はいつも眼福です！
たくさんのキャラが登場する中で、
スーツの着こなし方にもそれぞれ個性があって流石だなと思っています。

そういった個性の付け方が読んでいても楽しいかな、と思って描いてはいるんですけど、
「スーツ姿」という枠の中で大きな変化をつけながらカッコよく描くのが難しくて、
まだまだだなぁと感じています。

個人的には、二部さんが部署内でリラックスしている時に、
腕まくりをしてネクタイをポケットに入れているところが大好きです！
逞しい腕からオトコを感じて、たまらないんですよね。

その腕も、もっとカッコよく描きたいんですが、難しい…！
頑張って少しずつ作画も上達させていきますので、
その成長過程も見守っていただければと思います。

続きまして、執筆中にあった思い出深いエピソードを教えてください。

連載を開始して、いきなり左手首を捻挫したことですね。
痛めたのが利き手ではなかったので、まあ大丈夫だったんですけど、
第1話はなんとか仕上げて、でも第2・3話は原稿をお待たせしてしまい、
えらいことになっていました。

その後も頑張って原稿を描き続けているせいなのか、
実は未だに角度によっては痛む時もあって。
漫画制作と同時進行で、じわじわと時間をかけながらゆっく～り治っていっています（笑）

怪我をされた手に限らず、お身体を大事になさってくださいね…！！
今後、作品の中で描きたいエピソードはありますか？

会社を離れた休日のエピソードや、オフモードの二部さんは今後描いてみたいと考えています。

あとは、第二広報部のメンバーたちが、今こんなにも二部さんに懐いている理由ですね。
それぞれ過去に何があったのかは、今後どこかで触れていきたいなと思っています。

個性的なメンバーだからこそ普段は何をして過ごしているのか、
そしてどんな過去があるのか、とても気になります！
それでは最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いいたします。

このインタビューに対して、しどろもどろなのも含めて（笑）
全部がまだまだ手探り状態ではあるのですが、
読者の皆さんに楽しんでもらえる作品となるよう頑張って描いていきますので、
応援をよろしくお願いいたします！

執筆中のエピソードや気になる今後の展開など、たっぷりと語っていただきました。
湊はつはる先生、ありがとうございました。
一ノ瀬とニブチョー、そしてユニークな脇役キャラたちの本領発揮はまだまだこれから！
今後の展開に、どうぞご期待ください♪

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