インタビュー

ケンティ先生インタビュー『ギルティホール〜教え子しか指名できない店〜』

大好評連載中!『ギルティホール〜教え子しか指名できない店〜』は、日常に疲れた教師・佐々木が「JKの穴“ギルティホール”」に迷い込み、指名した教え子に誘惑される青年向け作品です。紆余曲折を乗り越え、漫画家になった作者・ケンティ先生。その道のりや本作の魅力など、たっぷりと語っていただきました!

今回のインタビュアーは、担当編集のKです。
まずはケンティ先生のご経歴を教えてください。

高校を卒業する間際に読んだ、村田雄介先生の『ワンパンマン』に影響を受け、「自分もこんな作品を描きたい!」と思い、大学には進学せず漫画家になる道を選びました。
高校卒業後、半年か一年くらいかけてひとつの作品をつくり、大手出版社に持ち込みをしました。当時は海外ドラマの『ウォーキング・デッド』にハマっていて、持ち込みをした作品もゾンビの世界を描いたサバイバルアクションでした。

「持ち込みって、どんなことを言われるのかな…?」と、行く前はいろいろと想像を膨らませていたのですが、実際は『バクマン。』で描かれていたままのことを本当に編集者の方から言われましたね。
「この作品は、見なかったことにしましょう!」、と。(笑)
持ち込んだ作品は30ページあったのに、10秒くらいで読み終えてそう言われて。でも、作画を褒めてもらい収穫もあったので、そこまでショックは受けませんでした。その時は、編集者の方から名刺を受け取って帰りました。

その後、すぐに漫画家活動を始められたのですか?

それが、身体的な理由から、ブランクが空いてしまったんです。
当時は絵に対する熱意がハンパなく、絵を描くことが楽しくて仕方なくて徹夜ばかりしていました。デジタルで描いていたので、暗い部屋の中で光るモニターを凝視し続けていたせいか、ある日、眼に激痛が走ったんです。
大学病院に行って何度も検査しましたが、「特に異常はない」と言われ、原因不明のままずっと眼の痛みを抱えていました。デジタルがダメなら、アナログで描いてみようと試してみたのですが、一点を集中して見ようとすると激しい痛みにおそわれて…。

「もう絵を描くのは無理かもしれない」

そんな思いが頭の中でぐるぐるしていましたが、大学進学をやめて漫画家になる道を選んだので、どうしても諦めきれなかったんです。眼の痛みも、しばらくすれば治るだろうと期待して、アルバイトをしながら過ごしていました。

しばらく画業からは離れていたのですね。そこから、どうやって漫画家になったのでしょうか?

ほかの仕事をしながら、9年くらい漫画制作からは距離を置いていました。正直なところ、現在もまだ眼の痛みは残り、慢性化していしまっているのですが、以前に比べればだいぶ痛みが和らいできています。
そして、一年前に友人からの依頼で久しぶりに絵を描きました。その時に、絵を描く楽しさを思い出したんです。「もう一度、漫画を描いてみよう」と、再起しました。

どうやって漫画で稼ぐかを考えた時に、いきなり一般商業誌を目指すのはブランクもあってハードルが高いと感じ、まずは同人活動から始めてみようとトライしました。当時はコロナ禍の真っ只中で、同人界隈がものすごく盛り上がっていたんです。自分もその流れに乗って、ASMR配信者を題材にした同人作品をつくりました。
絵を描いているうちに、だんだんと漫画制作の勘を取り戻し、画力も少しずつ戻っていきました。そして、その作品がゴイチの担当編集の目に留まり、お声がけをいただいて今に至ります。

※以下、ケンティ先生作の同人誌『オナサポ耳舐めASMR配信』

続いて、本作『ギルティホール〜教え子しか指名できない店〜』についてお伺いしていきたいと思います。
ケンティ先生のお気に入りのキャラクターは誰ですか?

ビジュアル的には委員長の宝条、性格的には星野が好きで気に入っています。
星野に関しては、初期のキャラデザから少し髪型をいじった程度で、ほぼ一発で決まりました。ほかのキャラは、元々は可愛い系が多かったのですが、いろいろと修正が入り、結果、バラエティ豊かなキャラが揃いました。
1〜3話は星野や宝条がメインですが、4話以降はさらにキャラが増えていくので、ぜひ楽しみにしていてください!

※「ギルティホール~教え子しか指名できない店~」こぼれ話
初期のキャラクターデザインを大公開!

読者の皆さんからは、「女の子が可愛い!」「スタイル抜群で巨乳なのが最高」などのコメントが届いていますが、作画に関してこだわっているポイントはありますか?

女の子の体を描く時は、映える絵づくりを意識しています。例えば、おっぱいを描くにしても、ただ巨乳に描くのではなく、絵の強さやエロさを考えて大きさを調整しています。
また、本作のカラー担当の方が本当に上手に色をつけてくださるので、色味に関しては完全におまかせしているのですが、最終段階で再度、顔の歪みや体のバランスをチェックしています。カラーが入って初めて気がつく点も多く、印象も変わるので、都度調整するようにしています。

漫画の作業工程で最も大変な部分はどこですか?

圧倒的に、プロット作業が大変ですね。プロット9:下書き0.5:ペン入れ0.5くらいです。(笑)
こうして連載をするようになって、読み切り作品との話運びの違いや絵の見せ方、アングルを強く意識するようになり、改めて難しさを感じています。
連載当初、絵は描けるけど、プロットからネームまで、話づくりに関しては全く自信がなく連載できるか不安でした。ただ編集部から手厚いサポートがあり、こんな自分でもなんとかやっていけています。
もし僕みたいに連載にしたい思いはあるけど、話づくりや見せ方に自信がない絵師さんがいましたら、ぜひ一度チャレンジしてみることをお勧めします!

作業に行き詰まった時は、ゲームをします。漫画作業中はずっと一人きりなので、人と触れ合う機会が極端に減ります。なので、友達と一緒にゲームをしたり、ゲームをしなくても通話だけ入ったり、おしゃべりをして気分転換をしています。

最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします!

まずは、読者の皆さんへの感謝をお伝えしたいです。
自分の作品が世に出て、それを読んでくれる人がいるなんて、最初は思ってもみませんでした。自分の作品を好きでいてくれること、お金を出して読んでくれることは、クリエイターにとって何よりの喜びです。本当にありがとうございます!
皆さんのおかげでこうして連載を続けていけますので、今度の展開もぜひお楽しみに!応援をよろしくお願いします!
あと、これからはXでも積極的に発信していきますので、ぜひフォローをお願いします!本編のどこかに「フォローをお願いします!」というメッセージが隠されていますので、ぜひ読み直して探してみてください。(笑)

担当編集者も初めて聞くお話が多く、大変貴重なインタビューとなりました。
ケンティ先生、ありがとうございました!
「ギルティ・ホール」には、魅力的なヒロインが続々と登場します。
ぜひ、あなたのお気に入りの“教え子”を見つけてくださいね♪


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comic_info@wwwave.jp

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